PonZCV マニュアル
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PonZ Contents Viewer

PonZ Contents Viewer

動画・写真ファイルを素早く閲覧・管理し、必要なときだけ深く編集する PC アプリ

v3.0.1 macOS (Apple Silicon) Windows 版 開発中

リリースノート: V3.0.1

  • 傾き補正: トリミング済み画像で確定済みトリミングを考慮して補正できるよう修正し、自動ガイドを 12 x 12 の細かいグリッドにしました。
  • Nikon機のフォーカス距離表示: exiftool から取得できる距離値を目安として表示し、Shot EXIF フィルターにも追加しました (既存ライブラリに反映するにはリスキャンが必要です)。

このアプリで何ができるか

  • SD カード等から yyyy/mm フォルダに自動仕分けしながら取り込む (Import / Organize)。
  • 動画 RAW (NRAW / R3D / R3D NE / Canon C-RAW) と一般動画 (MP4 / MOV) を一覧・プレビュー・スクラブ再生。
  • 各社 RAW 静止画 (NEF / NRW / ARW / DNG / RAF / CR3 / CR2 / ORF / RW2 / PEF) と一般静止画 (JPEG / TIFF / PNG / HEIF / HEIC) を一覧・拡大プレビュー。
  • ★レーティングと色ラベルで選別、複数条件フィルタで絞り込み。EXIF・AF ポイント・GPS などのメタ情報も表示。
  • 静止画を非破壊で編集 (19 スライダ + 傾き・クロップ・透視補正・Upright Auto・スポット修正)、JPEG と HLG HEIF に書き出し。
  • GPX ログから GPS 座標を後付け。撮影時刻のオフセット補正も可能。
  • 動画は LUT プレビュー、フレーム切り出し、DaVinci Resolve への送信、PonZ ゴミ箱による削除管理。
  • macOS では Apple Intelligence によるタグ検索・写真講評、PonVaultChat 連携も利用可能。

動作環境

OS要件制約
macOSmacOS 13 以降 / Apple Silicon (M1 以降)全機能利用可。Apple Intelligence は対応環境のみ。
Windowsv3.0.1 時点では開発中。リリース時期は未定。

インストール

RAW 現像のしくみ: DNG ファイルは Adobe DNG SDK で、その他の RAW (NEF/ARW/CR3/RAF/RW2/ORF/PEF/NRW) は LibRaw で直接現像します。どちらも PonZCV に同梱済みで、追加インストール不要です。Nikon NEF は Nikon RAW SDK 経路に切り替えることもでき、Picture Control を含む純正色再現が利用できます。

macOS

  1. 配布サイトから DMG をダウンロードして開きます。
  2. PonZ Contents Viewer.appApplications フォルダへドラッグします。
  3. 初回起動時は右クリック → 開く → 開く の順でセキュリティ確認を許可します。

Windows

Windows 版は現在開発中です。v3.0.1 時点では配布を行っていません。

① 素材を取り込む

SD カード等の外部メディアから素材を PC にコピーしたり、散らばったフォルダを整理したりする機能です。FilterBar 左端の Import ボタンから開きます。

Import — SD カードからコピー

取込元フォルダ (SD カード等) を指定すると、配下のファイルを再帰的に走査し、PonZ 登録フォルダ配下に yyyy/mm のバケットを自動作成してコピーします。

  • 振り分けは EXIF 撮影日時を優先し、取得できない場合はファイル更新日時を使用します。
  • 取込元ファイルは移動せず、コピーのみ行います。SD カード側には一切変更を加えません。
  • 同名・同内容のファイルが宛先に存在する場合は自動的にスキップします (SHA-256 で判定)。
  • 完了後は登録フォルダに対して差分スキャンを自動実行します。
取込先は登録フォルダ配下に

取込先フォルダは PonZ に登録済みのフォルダ、またはその配下に指定してください。yyyy/mm 形式の末端フォルダを取込先に指定すると二重ネストになるため拒否されます。

Organize — フォルダを整理する

撮影済みファイルを日付フォルダに整理する機能です。Drive と Local の 2 チャンネルを持ちます。

  • Drive チャンネル — 同一ボリューム内で元ファイルを yyyy/mm フォルダへ移動します。
  • Local チャンネル — PonZ 登録フォルダ配下の指定先へコピーします。
  • Drive と Local は同時に有効化できます。同一ファイルに対してコピーを先、移動を後に実行します。
  • 設定は保存され、次回から即時実行できます。
登録済みフォルダを Organize の元フォルダにする場合は注意

Drive move で登録済み PonZ フォルダを元フォルダとして使うと、移動後にレーティングや編集パラメータの DB レコードが孤立することがあります。UI 上で警告が表示されます。

② 閲覧・選別する

フォルダを登録してスキャン

左ペイン (フォルダツリー) 下部の + Add Folder からスキャン対象フォルダを登録します。内部のサブディレクトリは自動でツリー化されます。フォルダ行の右クリックからラベル編集・削除・再スキャンが行えます。ドラッグで表示順の入れ替えも可能です。

スキャンには差分スキャン (新規・更新・削除の差分のみ反映) とフルスキャンの 2 種類があります。通常の操作では差分スキャンが走ります。フォルダ行を右クリック → Rescan (Full) でフルスキャンも実行できます。

差分スキャンが警告を出したら

外付けドライブの突然の切断などでスキャンが一部失敗した場合、画面上部に警告バナーが表示されます。「差分再試行」または「フル再試行」で復旧できます。

Media Mode (動画 / 静止画の切替)

左ペイン上部の MOVIE / STILL ボタンで表示するメディア種別を切り替えます。両方 ON で混在表示、片方だけ ON で絞り込みができます (最低 1 つは常に ON)。

ファイルの選択と閲覧

  • クリックで単一選択。Shift+クリックで範囲選択、Cmd/Ctrl+クリックで追加選択。
  • 静止画はダブルクリックで全画面プレビュー (StillPreview)。動画はダブルクリックで動画プレーヤーが起動。
  • 動画カードはマウスホバーでスクラブフレームが切り替わり、冒頭から末尾までをプレビュー可能。
  • 矢印キーで前後ファイルへ移動 (上下キーは列数に応じた行移動)。

サムネイルサイズ

FilterBar 右端のスライダ、または Cmd/Ctrl+マウスホイールで 120〜400px の範囲で変更できます。

レーティングと色ラベル

  • 数字キー 15 で★レーティング、0 で解除。
  • 色ラベル: q=赤 / w=黄 / e=緑 / r=青 / t=紫、y で解除。
  • 同じ色キーをもう一度押すと解除されます (Lightroom 準拠)。
  • ファイル右クリックのメニュー、および MetaPanel の★表示からも設定可能。

フィルタバー (絞り込み)

画面上部の FilterBar で複数条件をかけて絞り込みできます。

  • Codec / Color / Camera / Lens / Profile / Resolution / FPS — 複数選択ドロップダウン。
  • Rating / Color Label — 星評価・色ラベルで絞り込み (≥ / ≤ / = モード切替)。
  • Date Range — 撮影日時の開始・終了を指定。
  • Filename — ワイルドカード (* / ?) 対応の部分一致検索。
  • Shot EXIF — 焦点距離・フォーカス距離 (Nikon機のみ / exiftool 取得値の目安)・絞り・シャッター速度・ISO をモーダルで細かく絞り込み。
  • Edited — EditMode で調整済みの静止画のみ。
  • GPX / Critique / LUT — 位置情報付き / 講評済み / LUT 適用済みのみ。

右端の Clear ボタンで全フィルタをリセット。AF トグルで AF ポイントの重畳表示、# トグルでファイル順序番号の表示を切り替えできます。

並び替え

Sort ドロップダウンから File Name / Date / Camera / Lens / Focal Length / Format / Resolution / Duration / File Size / FPS / Rating の中から基準を選択。矢印ボタンで昇順 / 降順を切り替えます。

右クリックメニュー

ファイルカード上で右クリックすると対象メディアに応じて以下のメニューが表示されます (UI は英語表記)。

  • Open in Finder / Explorer — 元ファイルを OS のファイラーで表示。
  • Open with… — 設定で登録した外部アプリで開く (3 つまで登録可)。
  • Copy — ファイルをクリップボードにコピー (Finder / Explorer に貼付可能)。
  • Copy Metadata — カメラ・レンズ・ISO・F値・撮影時刻をテキストとしてコピー。
  • Edit (静止画) — EditMode を開く。
  • Copy Edit / Paste Edit / Remove Edit / Export Edited — 編集パラメータの操作と書き出し。
  • Send to DaVinci Resolve / DaVinci Extract (動画 / macOS) — DaVinci への送信。
  • Send to Lightroom (静止画 β) — Adobe Lightroom へアップロード。
  • Move to Trash — PonZ ゴミ箱に移動 (設定で有効化後)。
  • Remove GPX — 位置情報を外す。
  • Set Rating / Color Label — サブメニューから直接設定。
  • LUT (動画) — ファイル固有 LUT をフォルダ階層メニューから選択。

ドラッグ&ドロップ

選択したファイルを Finder / Explorer や他アプリにドラッグして渡せます。複数選択時はスタックアイコンが表示されます。

メタ情報パネル

画面右の MetaPanel には EXIF 情報 (カメラ・レンズ・ISO・F値・シャッター速度・焦点距離・フォーカス距離・色空間・撮影時刻・GPS 座標など) が表示されます。Cmd/Ctrl+F でフォルダパネル、Cmd/Ctrl+P でメタパネルを開閉できます。

Nikon機のフォーカス距離は exiftool から取得できる値を表示する目安です。実測の被写体距離ではありません。既存ライブラリで距離表示や Shot EXIF の距離フィルターを使うには、対象フォルダのリスキャンが必要です。

ステータスバー

画面下部にはスキャン進捗、選択ファイル数、コーデック別ファイル数、サムネ / スクラブ / メタデータのキャッシュ生成進捗、書き出しキュー進捗が表示されます。書き出しキューの進捗はダブルクリックで中止できます。

③ じっくり見る

StillPreview (静止画全画面プレビュー)

一覧で静止画をダブルクリックすると全画面プレビューに入ります。

  • ズーム — マウスホイール / ピンチ / 右クリックメニュー (Fit / 100% / カスタム%)。
  • パン — ズーム中のドラッグで移動。全体図を示す Navigator が画面隅に表示されます。
  • AF ポイント — FilterBar または MetaPanel の AF トグルで表示切替。
  • ヒストグラム — RGB / 輝度の分布を表示。
  • フィルムストリップ — 画面下に前後のサムネが並び、クリックで切替。
  • LUT プレビュー — グローバル LUT がリアルタイムで適用されます。

キー操作: / で前後ファイル、05 でレーティング、qt/y で色ラベル、Esc または Space で閉じる (ズーム中の Esc は等倍復帰)。

動画プレーヤー

動画カードをダブルクリックするとネイティブ動画プレーヤーが起動します (macOS: AVFoundation 系)。RAW 動画も PC スペックに応じて再生できます。

  • スクラブバー — ドラッグで任意フレームへシーク。
  • 前後ファイル/ で切替。
  • レーティング / 色ラベル — 動画プレーヤー内でも数字・色キーで操作可能。
  • 閉じるEsc

④ 静止画を編集する

v3.0.1 で新搭載

静止画の現像・編集機能はこのバージョンからの新機能です。

静止画を選択して右クリック → Edit、または Cmd/Ctrl+E で EditMode に入ります。変更はすべてアプリ内 DB に保存され、元ファイルは一切変更しません。

PonRush AZ システム

誰でも楽しく、素早く現像できる操作系です。左手デバイスがなくても、視覚的・体感的に現像できるよう設計しています。大量の写真を捌くときもストレスなく、「楽しく」現像し続けられることを目指しています。

  • A / Z(または ↑ / ↓)— パラメータを選択
  • マウスホイール — 選択中のパラメータをぐりぐり調整
  • S / D キー — キーボードでも増減可能(Shift で大幅)
  • スペース 2 回 — 選択中のパラメータをリセット
  • B キー — Auto Tone(露出・コントラスト・ハイライト・シャドウ・黒白を一発自動調整)
  • X キー — 傾き補正モード(Straighten)
  • C キー — クロップモード
  • / キー — スポット修正(Brush Repair)のトグル
  • 不要なパラメータを飛ばせるスキップ設定あり

調整スライダ一覧

グループスライダレンジ
ToneLight 全体明るさ-5.00 〜 +5.00 EV
Brightness 中間明るさ-100 〜 +100
Periphery 周辺明るさ-100 〜 +100
Contrast コントラスト-100 〜 +100
Highlights ハイライト-100 〜 +100
Shadows シャドウ-100 〜 +100
Whites 白レベル-100 〜 +100
Blacks 黒レベル-100 〜 +100
ColorColor Tone 色味-100 〜 +100
Vibrance 自然な彩度-100 〜 +100
Saturation 彩度-100 〜 +100
色味補正Temperature 色温度-100 〜 +100 (NEF では Kelvin 表示)
Tint 色かぶり-100 〜 +100
DetailSharpness シャープネス0 〜 100
Texture テクスチャ-100 〜 +100
Clarity 明瞭度-100 〜 +100
Dehaze かすみ除去-100 〜 +100
Luminance NR 輝度ノイズ0 〜 100
Color NR カラーノイズ0 〜 100

各スライダはドラッグ・数値入力・マウスホイールに加え、フォーカス時の S/D キーで増減、A/Z (または /) で前後スライダへ移動できます。Space 2 回で既定値に戻ります。

Geometry — 傾き / クロップ / 透視補正

  • Straighten 傾き補正 — -45° 〜 +45°。X キーで起動。
  • Crop Size トリミング — 1 〜 100%。C キーで起動。
  • Horizontal / Vertical — 水平・垂直の透視補正 (-100 〜 +100)。
  • Crop プリセット — Free / Original / 1:1 / 4:3 / 3:2 / L-size / 16:9。横・縦方向を切替可能。
  • Upright Auto — Off / Level (傾きのみ自動) / Upright (傾き+透視 自動) の 3 モード。
  • ガイドグリッド — None / 三分割 / 細分割 / 黄金比 / 対角 / クロスヘア から選択。

Brush Repair (スポット修正)

/ キーまたはサイドバーの Brush Repair アコーディオンからブラシモードに入ります。ブラシでマスクを塗ると、周辺ピクセルから自動的に修復します。

  • [ / ] またはホイールでブラシサイズを変更 (既定 24px、最大 150px)。
  • Alt+ドラッグでマスクを消す (消しゴム)。
  • Shift+ドラッグで参考エリア (clone source) を矩形指定。
  • Enter またはリスト項目ダブルクリックでブラシモードを終了・確定。

HLG NEF は色空間の都合で Brush Repair 対象外です。ブラシサイズは前回値を保持します。

Nikon NEF 専用項目

  • Picture Control — Standard / Neutral / Vivid / Monochrome / Flat ほか Creative 系 20 種、HLG 3 種から選択可能。
  • Active D-Lighting — Off / Low / Normal / High / Extra / Auto。
  • SDK Noise Reduction — As Shot / Off / Low / Normal / High。スライダ側のノイズ低減とは独立。
  • Temperature — As Shot Kelvin を基準にスライダを絶対 Kelvin として表示。
  • HLG NEF → 10bit HEIF 書き出し — HLG 収録の NEF を開いたときのみ HEIF 出力が選べます。

Auto / Undo / コピー&ペースト

  • B — Auto Tone (露出・コントラスト・ハイライト・シャドウ・黒白を自動調整)。
  • Cmd/Ctrl+Z / Shift+Z — Undo / Redo。
  • Cmd/Ctrl+C/V — 編集パラメータのコピー / 貼付。色調系 14 項目が対象 (Geometry・ノイズ低減・NEF SDK 固有項目はコピー対象外)。
  • F 長押し — 色調のみ元に戻してプレビュー。G 長押し — 完全オリジナルをプレビュー。

保存とリセット

  • 自動保存 — EditMode 終了時に変更が DB に保存されます (Save ボタン操作は不要)。
  • Reset All — 全スライダを既定値に戻し、DB 上の編集情報も削除します。
  • Edited バッジ — 既定値から一つでも変わっていると、一覧のサムネ右下に表示されます。

書き出し (Export)

  • 形式 — JPEG (常時) / HEIF 10bit (HLG NEF のみ)。
  • 解像度 — Full (原寸) / 2MP / 10MP / カスタム (100 〜 20000 px、長辺指定)。
  • 品質プリセット — High (q=0.99) / Standard (0.98) / Compressed (0.92)。既定は High。
  • Quick ExportCmd/Ctrl+L で現設定のまま書き出しキューに投入。
  • Batch Export — 一覧で複数選択 → 右クリック → Export Edited でまとめて書き出し (JPEG 固定)。進捗はステータスバーに表示、ダブルクリックで中止。

⑤ メタ情報を整える

GPX (GPS 位置情報) 付与

設定 → ツール → GPX GPS Assignment から GPX ログ (登山 / ドライブ / 自転車アプリの出力) を読み込むと、撮影時刻と照合して GPS 座標を自動で紐付けます。

  • 対象範囲 — アクティブフォルダ / 選択ファイル / ライブラリ全体 から選択。
  • 時刻オフセット秒と許容誤差秒を指定可能。
  • 適用前にプレビューが表示され、対象行を選んで確定します。
  • マッチング結果は matched / skipped-existing-gps / missing-capture-time / unmatched の 4 種類で表示されます。
  • 不要になれば右クリック → Remove GPX。元ファイルの EXIF GPS は変更しません。

撮影時刻補正 (Edit Capture Time)

カメラの時計がずれていたとき、あとから撮影時刻を補正できます。ファイルを選択してメニューバーの Edit → Edit Capture Time… (Windows は File メニュー) から開きます。選択ファイルがない場合はメニューが非活性になります。

  • 補正値は PonZCV 内部の DB に保持され、元ファイルの EXIF は変更しません。
  • 補正後の時刻はフィルタ・ソート・GPX マッチングに反映されます。

⑥ 動画を活用する

LUT プレビュー

FilterBar の LUT ボタンからグローバル LUT (.cube 形式) を選択すると、一覧サムネと StillPreview でリアルタイムプレビューが有効になります。動画ファイル固有の LUT は右クリック → LUT から割り当て可能です。

フレーム切り出し

動画プレーヤーの任意フレームで右クリック → Extract Frame を選択すると、現フレームを JPEG で書き出します。FilterBar の FrameExtract ボタンからパネルを開くことも可能です。

DaVinci Resolve 連携 macOS

右クリック → Send to DaVinci Resolve で、選択した動画を DaVinci Resolve のメディアプールに送信します。DaVinci Resolve が起動していない場合は自動で起動を試みます。

  • DaVinci Extract — 指定フレームを切り出して DaVinci へ送信します。

⑦ 整理・管理する

フォルダ relink (移動対応)

登録済みフォルダを OS 上で別の場所へ移動した場合、フォルダツリーの該当フォルダ行を右クリック → Relink Folder で新しいパスを指定すると、レーティング・編集情報を引き継いだまま再紐付けできます。

ponzcv.dat は削除しないでください。

削除するとフォルダ ID が失われ、PonZCV は別のフォルダとして扱います。過去のレーティング・編集情報との紐付けが切れ、見た目上は「ゼロに戻った」状態になります。

個別ファイルの移動・リネームは追従しません

別のフォルダへ個別ファイルを移動したり、ファイル名を変更すると、PonZCV はそれを「旧ファイルが消えた・新ファイルが増えた」として扱います。レーティング・編集情報は引き継がれません。フォルダ構造を整理したい場合は、個別ファイル単位ではなくフォルダ単位で動かすと情報が失われません。

PonZ ゴミ箱

設定 → データ管理 → Enable Delete (Trash) を ON にすると削除機能が有効になります。右クリック → Move to Trash でゴミ箱へ移動します。

  • 復元 — ゴミ箱に入ったファイルはゴミ箱ビューから元のパスに戻せます。元パスに同名ファイルが存在する場合は復元できません。
  • 完全削除 — 設定 → Empty Trash で全件削除。ゴミ箱ビューから unit 単位での削除も可能です。
  • サイズ上限 — 既定 5GB。上限超過する場合は古い unit の削除を提案します。選択ファイルだけで上限を超える場合はゴミ箱経由せず直接完全削除を提示します。

メンテナンス

設定 → メンテナンスから以下の処理をまとめて実行できます。

  • Generate Scrub Preview — 動画スクラブキャッシュを一括生成。
  • Compress Thumbnails — 既存サムネを 640px にリサイズしてディスク使用量を削減。
  • Re-fetch Missing — メタ / サムネ / スクラブが未取得のファイルを再取得。
  • Clean Up Missing Files — 実ファイルが見つからない DB エントリを削除。

⑧ 外部と連携する

Lightroom 連携 β

Adobe Lightroom CC の指定アルバムへ静止画をアップロードします。

  1. 設定 → 連携 → Lightroom Sync を ON に。
  2. Adobe Developer Console で OAuth 用の Client ID を発行し、API Key 欄に入力。
  3. Connect を押して Adobe アカウントで認可。
  4. ファイル右クリック → Send to Lightroom でアップロード (進捗はステータスバー)。

β 扱いのため、大容量動画等は対象外です。アップロードキューは起動時に再開されます。

Apple Intelligence 連携 macOS

Apple Intelligence 対応 macOS (Tahoe 以降・Apple Silicon) で以下を利用できます。

  • AI タグ検索 — FilterBar の AI ボタンから起動。画像から自動抽出したタグを AND / OR で組み合わせて絞り込みます。タグは日本語訳付きで表示。絞り込みは名前付きで保存・再利用できます。
  • Photo Critique (写真講評) — MetaPanel または右クリックから実行。構図・露出・色・光などを短文で講評。Original (元画像) と Edited (編集後) の 2 種を個別に保存できます。
  • 講評の言語 — 設定で英語 / 日本語を切替可能。

PonVaultChat 連携 β macOS

写真講評の結果を PonVaultChat (ローカル AI) に送信し、対話的に記録を掘り下げる仕組みです。設定 → 連携 → PonVaultChat Integration で URL と API トークンを入力してください。

exiftool 拡張

Sony / Canon / Fuji / OM / Panasonic / Pentax / Nikon Coolpix の RAW で AF ポイントを表示するには exiftool 拡張を有効にしてください。

  1. exiftool 公式サイト から OS 向けインストーラを入手してインストール。
  2. 設定 → 連携 → exiftool Extension を ON に。
  3. 対象フォルダを再スキャンすると AF 情報が取得されます。

外部アプリ連携 (Open With)

設定 → 連携 → Open With App #1〜3 に任意のアプリケーションを登録できます。ファイル右クリック → Open with (アプリ名) で登録アプリに渡せます。静止画に対して最大 3 本まで登録可能です。

PonToExif 形式のエクスポート

設定 → ツール → PonToExif Export で選択範囲のメタデータを .ponexif 形式で書き出せます。PonToExif アプリと組み合わせて撮影傾向分析に使えます。

旧 iCloud データの削除 macOS

v3.0.1 では iCloud 同期は提供しません。過去バージョンで同期データが残っている場合に限り、設定 → データ管理 → Delete iCloud Data からクリーンアップのみ実行できます。

設定

ツールバーの歯車アイコン、またはショートカット Cmd/Ctrl+, から設定パネルを開きます。左サイドに 6 つのカテゴリが並び、2 列レイアウトで表示されます。

表示

  • Fast Display Memory Budget — サムネ表示に使うメモリ量 (低 / 標準 / 32GB / 64GB)。PC のメモリ容量に合わせて調整します。
  • Invert Wheel Direction — EditMode でのマウスホイール方向を反転します。
  • Show both RAW and JPG — 同名の RAW と JPEG sidecar を両方表示するか。既定は OFF。変更後は再スキャンが必要。

RAW 現像

  • Enable RAW Develop Mode — RAW ファイルのデコードを行うか (OFF にすると埋め込みプレビューのみに)。
  • Nikon Default Engine (NEF) — NEF のデコーダを Nikon SDK または LibRaw から選択。Nikon SDK は純正色 (Picture Control を含む)、LibRaw は他社 RAW と同条件で比較したい場合に有効。
  • Lensfun Lens Database — レンズ補正用 DB の状態を表示。自前の更新 DB をインポートしたり、同梱 DB に戻したりできます。

LibRaw 現像オプション (v3.0 新設)

DNG 以外の RAW を LibRaw で現像する際の挙動を、設定画面と EditMode の LibRaw アコーディオン から調整できます。設定画面の値は新規ファイルの初期値、EditMode の値は写真ごとに保存されます。

  • Bayer デモザイク方式AHD (標準・推奨) / AAHD (偽色低減) / DCB (エッジ強調) / DHT (最高品質・最遅)。
  • X-Trans デモザイク (Fujifilm 専用)3-pass (高品質・推奨) / 1-pass (高速)。
  • FBDD ノイズ低減Off / Light / Full
  • ハイライト粘りClip (既定) / Unclip / Blend / Rebuild 3/5/7/9。Rebuild 値が大きいほど隣接情報からハイライトを再構築します。

連携

  • Open With App #1〜3 — 外部アプリを 3 枠まで登録。
  • Lightroom Sync β / API Key。
  • exiftool Extension — ON / OFF と検出状態。
  • Critique Output Language — 講評の出力言語 (英語 / 日本語)。
  • PonVaultChat Integration / URL / API Token。

ツール

  • GPX GPS Assignment — 位置情報の自動付与。
  • PonToExif Export — メタデータの書き出し。

メンテナンス

  • Generate Scrub Preview — 動画スクラブキャッシュの一括生成。
  • Compress Thumbnails — サムネを 640px にリサイズ。
  • Re-fetch Missing — 未取得のメタ・サムネ・スクラブを再取得。

データ管理

  • Enable Delete (Trash) — PonZ ゴミ箱機能の有効化。既定 OFF。
  • Trash Size Limit — ゴミ箱の上限容量 (GB)、既定 5。
  • Empty Trash — ゴミ箱を完全削除。
  • Clean Up Missing Files — 実ファイルが見つからない DB エントリを削除。
  • Reset Apple Intelligence — AI タグ・講評結果の全リセット。
  • Delete iCloud Data — 過去バージョンの CloudKit / iCloud Drive 上の同期データを削除。
  • Delete All & Reset — 全キャッシュ・レーティング・分析データを削除 (登録フォルダは保持)。

対応フォーマット

分類拡張子備考
動画 RAW.nev / .r3d / .crmNikon N-RAW / RED R3D / Nikon R3D NE / Canon Cinema RAW Light
動画標準.mp4 / .mov各社ミラーレス、iPhone、DaVinci プロキシ等
静止画 RAW.nef / .nrw / .arw / .dng / .raf / .cr3 / .cr2 / .orf / .rw2 / .pefNikon / Sony / Adobe DNG / Fujifilm / Canon / OM / Panasonic / Pentax
静止画標準.jpg / .jpeg / .tif / .tiff / .png / .heif / .heicHEIF は HLG 色空間にも対応

AF ポイント表示

  • Nikon Z 系 (Z9 / Z8 / Z7 系 / Z6 系 / Z5 / Z50 / Zf / Zfc / ZR など) — アプリ内パーサー、追加インストール不要。
  • その他メーカー — exiftool 拡張を有効にすると表示 (Sony / Canon / Fuji / OM / Panasonic / Pentax / Nikon Coolpix)。

スキャン時の自動フィルタ

  • RAW 動画と同名の .mp4 は proxy とみなし通常一覧から除外します。
  • RAW 静止画と同名の .jpg / .jpeg は sidecar とみなし既定で除外します。
  • 設定 → 表示 → Show both RAW and JPG を ON にすると次回スキャン以降は両方表示されます。

キーボードショートカット

修飾キーは macOS の Cmd を基準に記載しています。

全画面共通

Cmd+,
設定を開く
05
レーティング設定 (0 で解除)
q w e r t
カラーラベル 赤 / 黄 / 緑 / 青 / 紫
y
カラーラベル解除

メイングリッド

Cmd+A
フィルタ適用後のファイルを全選択
Cmd+= / -
サムネイルサイズ増減 (ホイールでも可)
Cmd+F
フォルダパネル表示切替
Cmd+P
メタパネル表示切替
Cmd+R
現在のフォルダを再スキャン (差分)
Cmd+E
選択中の静止画を EditMode で開く
選択ファイルを移動
Space
選択中の動画を全画面再生 / 閉じる

StillPreview

Esc / Space
プレビューを閉じる (ズーム中の Esc は等倍復帰)
/
前 / 次のファイル

EditMode

Esc
フォーカス解除、未フォーカス時は EditMode 終了
Enter
Crop モード確定 / フォーカス解除
C
Crop (トリミング) モード切替
X
Straighten (傾き補正) モード切替
F (押下中)
色調のみ元に戻してプレビュー
G (押下中)
全編集前の状態をプレビュー
B
Auto Tone (自動階調補正)
A / Z (または / )
前 / 次のスライダへフォーカス移動
S / D
フォーカス中のスライダを減 / 増 (Shift で大幅)
Space ×2
フォーカス中のスライダを既定値に戻す
/
前 / 次のファイルに移動 (編集は自動保存)
Cmd+Z
Undo
Cmd+Shift+Z / Ctrl+Y
Redo
Cmd+C / V
編集パラメータのコピー / 貼付
Cmd+L
Quick Export
/
Brush Repair モードのトグル
[ / ]
ブラシサイズを増減 (Shift で ×4)
Delete / Backspace
Brush Repair の選択リージョンを削除

動画プレーヤー

Space
再生 / 一時停止
/
前 / 次のファイル
Esc
プレーヤー終了

15, 0, qt, y はレーティング・色ラベル用に予約されており、EditMode 内でも有効です。他機能への割り当ては行っていません。

よくある質問

起動直後に一部サムネイルがグレーのままです

初回は軽量な file_index だけで一覧を復元し、その後にサムネとメタを補います。大規模ライブラリでは数秒〜数十秒かけて徐々に埋まります。

編集済み画像を元に戻したいです

EditMode の Reset All、または一覧右クリック → Remove Edit を使ってください。元ファイルは変更していないので、編集情報だけが外れます。

Nikon の Picture Control を切り替えると少し待ちます

代表的な preset は instant preview が入りますが、Blue / Sepia のようなモノクロ調色寄りや一部 Creative 系、および Active D-Lighting は SDK の再デコードを待つ時間が残ります。

NEF の温度スライダが Kelvin 表示になっています

NEF は Nikon SDK から取得した As Shot Kelvin を基準に、温度スライダの相対値を絶対 Kelvin に変換して表示しています (内部は offset のまま保持)。

RAW と JPG を両方表示したい

設定 → 表示 → Show both RAW and JPG を ON にしてから再スキャンしてください。

LibRaw の色が浅く / 平らに見えます

LibRaw は意図的に「最小解釈」のフラットな出力を返すため、カメラ JPG や Lightroom のデフォルト現像と比べると地味に見えます。まずサイドバー上部の Auto ボタン (B キー) でトーン整地し、必要に応じて Vibrance / Saturation / Clarity を調整してください。1 枚作り込んだ Look は Cmd+C / Cmd+V で他の写真にコピーできます。

Nikon NEF の場合は、左上のエンジンバッジから Nikon SDK に切り替えると Picture Control を含む純正色再現が利用できます。

HLG NEF の HEIF 書き出しが選べません

HEIF 出力は HLG 収録の NEF を EditMode で開いたときのみ有効です。通常の RAW / SDR NEF では JPEG のみになります。

AI ボタンが出てきません

Apple Intelligence 対応 macOS (Tahoe 以降・Apple Silicon) でのみ表示されます。

10 万件規模のライブラリでも使えますか

使えます。初回のサムネ生成・メタ取得には時間がかかりますが、次回以降は軽量 manifest から復元するため待ち時間は短くなります。

開発思想

「記録を資産に」

PonZ Contents Viewer は、撮った動画・写真を「ただのデータ」で終わらせず、後から使える資産にするための道具として設計しています。映えを採点するアプリではなく、いつ・どこで・何を撮ったかの文脈を保ったまま、並べる・選ぶ・残す・渡す、を軽快にこなすことを目指しています。

ローカル完結・非破壊

サムネイル・メタデータ・レーティング・編集パラメータはすべてローカル PC で完結します。元ファイルは書き換えず、EditMode の結果は DB 上で管理し、ユーザーが書き出しを実行したときだけ新しいファイルが生成されます。クラウドに勝手に送らない・元を壊さない——それがこのアプリの基本姿勢であり、だからこそ無償で配れると思っています。

レスポンス最優先

「サクサク動く」を最大の目標に、あらゆる工夫を詰め込んでいます。せっかくカメラ専用機を使っているのだから、後処理も気持ちよく楽しみたい——そんな想いから、触った瞬間に応えるアプリを目指しています。

Nikon だけじゃない、日本のカメラ文化へ

「つよぽんチャンネル〜基本的ニコン〜」を運営していますが、Nikon が好きなだけで、他のメーカーを否定する気はまったくありません。Sony、Canon、Lumix、Fujifilm、OM System、Pentax……これだけ個性の違うカメラメーカーが一国に集結しているって、冷静に考えてすごいことだと思っています。

Nikon だけ SDK 対応している理由はシンプルで、Nikon だけが SDK を公開しているからです。他メーカーが公開すれば、同じように対応したいと思っています。この豊かなカメラ文化に、少しでも貢献できるツールを作り続けていきたいです。

オレ得 (自分が使いたいから作る)

開発者自身がニコンの RAW で野鳥・動画・家族記録を扱う前提で作っています。一般向けに広く気を配るより、自分が使って気持ちよく動く状態を先に作り、そこから外に開いていく方針です。逆に言うと、開発者が使わない環境 (例: 対応していないフォーマット、未検証カメラ) のサポートは後回しになります。

スピード優先・フィードバック歓迎

大規模な QA 期間は設けず、開発者確認が取れた段階でリリースし、報告された不具合を最優先で直す方針で運用しています。おかしな挙動や要望は遠慮なくご連絡ください。

慎重なリリースを求める方へ

業務クリティカルな用途や長期安定稼働を最優先とする環境には本アプリは向かない場合があります。その用途では有償の商用ソフトウェア (Adobe Lightroom Classic、Capture One 等) のご利用もあわせてご検討ください。

ポリシーとお問い合わせ

品質保証ポリシー

個人開発の無償ソフトウェアです。致命的な不具合は最優先で修正します。未確認のカメラ・コーデックでも、再現サンプルをいただければ対応を検討します。

プライバシー

スキャン結果・レーティング・編集はローカル保存

サムネイル、メタデータ、ratings、color labels、編集パラメータはアプリのローカル DB とキャッシュに保存します。

元ファイルは変更しません

EditMode は非破壊編集です。書き出し時のみ別ファイルを生成します。

外部通信は明示有効化した機能のみ

Lightroom / PonVaultChat 連携は、ユーザーが設定または操作で使ったときだけ通信します。

AI はローカル経路優先

AI タグ検索・写真講評は Apple Intelligence のローカルモデルで処理します。

オープンソースライセンス

Electron、React、better-sqlite3、OpenCV.js、LibRaw、Adobe DNG SDK、Lensfun、ffmpeg など複数の OSS を利用しています。個別のライセンス表記はアプリ内のライセンス表示および配布物同梱のテキストをご確認ください。

お問い合わせ

質問・要望・不具合報告はこちらまで。

camera@tsuyopon-n.photo

マニュアル: https://tsuyopon-n.photo/PonZCV/manual/301/ (English)

モバイル版: https://tsuyopon-n.photo/PonZCV/mobile/