本体とmicroSD
AndroidのMediaStoreへ音楽として登録された5秒超の音源を対象にします。
Android User Guide · V1.0.1
本体やmicroSDのローカル音源を再生しながら、人の声や大きな生活音を検知した区間だけ、 Android端末の内蔵マイク音をイヤホンへ重ねます。WALKMANを含むAndroid端末向けです。
About this version
Androidでは、ほかの音楽アプリだけを任意の深さで下げながら外音を重ねることができません。 そこでWALKMAN版は、音楽再生と外音監視をひとつのアプリに統合しました。
音楽とマイク音を別々に処理できるため、外音を待っている間も音楽音量を一定に保ち、 検知のたびに音楽が上下する不快さを避けます。ストリーミングサービスには対応せず、本体・microSDのローカル音源専用です。
Android 11以降、arm64-v8a、内蔵マイクを搭載する端末。WALKMANを含みます。実機確認済み端末はNW-A307とNW-WM1ZM2です。DSD再生は正式保証の対象外です。
Quick Start
初回のライブラリ作成は、microSDの曲数によって時間がかかります。
外音モニターを使うときは、本体を机やスタンドなどの平らで安定した場所へ置き、動かないようにしてください。手持ち、ポケット、バッグの中では、衣擦れ、振動、ケーブルの接触音が内蔵マイクへ大きく入り、必要な音を聞き分けにくくなります。
Music Library
通常起動では保存済みキャッシュを読み込むため、毎回microSDを全走査しません。
AndroidのMediaStoreへ音楽として登録された5秒超の音源を対象にします。
曲を追加・削除したときだけ、設定画面の「ライブラリを更新」を実行します。
選択中の曲と再生キューはクリアします。検索・絞り込み条件とお気に入りは保持します。
曲名、アーティスト、アルバムを検索し、アルバム/アーティスト/全曲、Hi-Res/CD相当/圧縮音源、お気に入り、並べ替えをモーダル内で選びます。選択中の項目は色で確認できます。
曲とアルバムへお気に入りを設定できます。お気に入りだけの表示にも切り替えられます。
ロスレスかつ16 bit超または48 kHz超をHi-Resとして分類します。FLAC、WAV、AIFF、ALAC、M4Aでは取得できた技術情報も表示します。
Now Playing
ジャケット、曲名、アーティスト、アルバム、品質、ファイル形式、サンプルレート、ビット深度またはビットレートを表示します。
再生中画面のアーティスト名またはアルバム名をタップすると、それぞれの曲一覧を開きます。
シャッフル、前曲、再生/一時停止、次曲、リピートを操作できます。本体のメディアボタンとロック画面の操作にも対応します。
現在曲、再生位置、キュー、シャッフル順、リピートを保存し、カタログが変わらない限り次回起動時に復元します。ライブラリ更新後は古い曲を復元しません。
Ambient Monitor
耳マークボタンを押すと、外音モニターをON/OFFできます。ライブラリ画面と再生中画面のボタンは連動し、現在の監視状態をリアルタイムで表示します。
マイクを解析中です。条件を満たすまでマイク音は出力しません。
人声または大きな音を検知し、設定した保持時間だけ外音を重ねています。
端末ごとのマイク感度を-24〜+12 dBで補正します。全プロファイル共通で、メーター、人声判定、大きな音判定、外音出力のすべてへ反映します。A307など入力が敏感な端末ではマイナス側から調整します。
検知後に耳へ返す外音の聞こえやすさを調整します。端末感度の補正ではなく、プロファイルごとの聴感調整です。
外音経路の大きなピークを制限します。初回は既定値のまま使い、ゲインを少しずつ調整してください。
ゲートが閉じている間に背景ノイズを学習し、外音が開いたときの連続的な風音や飛行機内のようなノイズを自動で抑えます。この処理は固定で、設定項目はありません。
Listening Profiles
選択中プロファイルの変更は再生と監視へ即時反映します。
監視中音楽 -24 dB。人声は標準、大きな音は-18 dBFS。日常の基準に向く設定です。
監視中音楽 -34 dB。人声感度は高、会話モードON。呼びかけを優先します。
監視中音楽 -20 dB。人声検知OFF、大きな音は-20 dBFS。音量閾値だけで開きます。
設定画面から、選択した1プロファイルだけをV1.0.1の初期値へ戻せます。他のプロファイル、ライブラリ、フィルター、お気に入り、入力トリムは変わりません。
Detection
端末内のSilero VADで人声らしさを判定します。低/標準/高の順に反応しやすくなります。家族個人を識別する機能ではないため、テレビなどの人声にも反応し得ます。
音声を文字にしたり、話している人を特定したりするAIではありません。約32 ms単位で「人の声らしいか」だけを端末内で判定します。マイク音声を録音・保存・送信しません。
人声感度は判定のしきい値を変える設定です。低感度にしてもSileroの解析回数は減らないため、節電設定にはなりません。「人の声を検知」をOFFにするとSileroの解析は止まりますが、外音監視と大きな音の判定を続ける間はマイクと音声処理が動作します。
声かどうかを問わず、10 ms区間のピークが設定したdBFS閾値以上なら開きます。犬の鳴き声やインターホンは専用分類せず、この経路で検知され得ます。
検知器がゼロになることを避けるため、人声検知と大きな音検知の最後の1つはOFFにできません。
通常時は約400 ms前の音から返して語頭を欠けにくくします。最後の検知から2〜15秒の設定時間が経過すると、100 msかけて閉じます。
Screen Lock & Battery
再生と外音監視はフォアグラウンドサービスで動作し、ロック画面にはジャケット、曲名、再生/停止、前曲、次曲を表示します。 Android 11のマイク権限は「アプリの使用中のみ許可」で構いません。「常に許可」という選択肢はありません。
外音監視中に音楽が実際に再生されない状態が10分続くと、ロック中でも監視を自動停止します。 電池消費を抑え、マイクを使わない時間に監視を残さないための仕様です。
外音監視中は、画面を消していても内蔵マイク、音声入出力、経路確認、ノイズ抑制などの処理を継続します。人声検知がONならSileroの解析も加わります。消費量は端末、出力方式、音量、電池状態などで変わるため、連続使用時間は一定ではありません。長時間使うときは残量を確認し、不要なときは外音監視をOFFにしてください。
ロック直後に監視が止まる場合は、設定画面からAndroidのバッテリー最適化を開き、PonToAmbientを最適化対象外にしてください。ロック中の継続性は上がりますが、バックグラウンドで処理できる時間も増えるため、電池とのトレードオフになります。
Audio Safety
外音監視を要求している間は、音楽をプロファイルの固定レベルへ保ちます。外音の有無で音楽音量を上下させません。
マイクや出力ルートの一時障害が起きても、音楽を設定済みの安全音量より上げません。復旧中は外音をミュートし、再接続を試みます。
有線ヘッドホン/ライン出力/Bluetooth A2DP・LE・補聴器を対象にします。内蔵スピーカーとUSB audioは外音監視に使用しません。
外音監視中は本体を平らで安定した場所へ固定します。持ち歩きながらの使用は想定していません。内蔵マイクへ触れたり、衣類やケーブルをこすったりしないでください。
最近のアプリ一覧からPonToAmbientを終了すると、再生を一時停止し、外音監視を停止してサービスも終了します。
Troubleshooting
Android側でmicroSDの読み込みが完了していることを確認し、設定の「ライブラリを更新」を実行します。大容量のmicroSDは初回走査に時間がかかります。
マイク権限が許可済みか確認し、バッテリー最適化を対象外にします。音楽を10分以上再生していない場合は仕様どおり監視が自動停止します。
まず本体が安定した場所に置かれているか確認します。次に端末共通の入力トリムを下げ、大きな音の閾値を0 dBFS側へ調整します。
入力メーターを見ながら入力トリムを調整し、人声感度を上げるか、大きな音の閾値を小さい音へ反応する側へ動かします。
USB audioは安全出力の対象外です。Android版では3.5 mm、4.4 mmまたはBluetoothを使い、USB DAC運用にはMac版を利用してください。
Privacy & Open Source
人声判定と外音処理は端末内で完結します。マイク音声を録音ファイルとして保存せず、ネットワークへ送信しません。 アプリはINTERNET権限を宣言していません。
Silero VAD、ONNX Runtime、AndroidX、Media3、Kotlinなどのオープンソースソフトウェアを使用しています。 ライセンス全文、SileroモデルのバージョンとSHA-256は、アプリ内の「オープンソースライセンス」で確認できます。